一人親方をしてます。ファクタリング利用したいです。
ファクタリングは利用可能ですか?
その日の私はいつになくヒリヒリとしていました。
それは、ファクタリングができるかできないかによって人生が大きく変わってしまうという実感があったからでした。
私の年齢は35歳。一人親方として塗装屋をしています。
去年の暮れ、長年お世話になっていたグループから独立し、一人で仕事を進める毎日。
一人になった分、取り分は独立前よりもだいぶ上がっており、家族を楽させてあげられると息巻いていました。
しかし、独立して一人親方になったことによる弊害として、収入が入ってくるサイクルが遅く、給料が上がったのに生活がきついという負のサイクルに入っていました。
独立前は日当としてその日に給料を受け取れることも多く、働いている限りお金に困ることはありません。独立後はまとまったお金が依頼主から振り込まれる代わりに、その日にもらえるなんてことはありません。
厳しい状況でもなんとかやっていたのですが、ある日親が交通事故に遭ってしまい、一時的に大きな出費があったんです。
しかも、それと同時に取引先から経理の都合上、支払いが翌月末になると連絡が入りました。ただでさえ遅い支払いサイクルがさらに遅れることになりました。
そのせいで、次に売掛金が振り込まれるまでの生活費が全く足りなくなってしまったんです。
お金に苦労させないという約束で家族に独立することを伝えた手前、家族に相談することはできませんでしたし、過去に借金をしていた経験から、お金を借りるということもできません。
「これじゃあ独立前の方がまだマシだ…。」
そんなことを思っても後の祭り。すぐにでも現金が必要な状況に冷や汗が出て、かなり切羽詰まった心境に陥りました。
取引先に売掛金をなんとか早く支払ってもらえるよう掛け合ってみることも考えましたが、次の仕事のことも考えると、それも現実的ではなかったんです。
そんなカツカツな人に仕事を発注できないと言われてしまいますから。
そこで、切羽詰まった私がなんとか辿り着いたのが、ファクタリングというサービです。
スマホで金策を調べているうちに見つけることができました。
最近では個人事業主にファクタリングサービスを提供している会社が数多くあることを知り、これならなんとかできるかもという藁にもすがる思いで、ファクタリングの会社に問い合わせてみることにしました。
スマホでお問い合わせフォームから必要事項を入力し、返答を待つことにしました。
そして電話がかかってきました。
そこでの第一声は、「ファクタリングできますか?」です。
「売掛金の合計が100万円程度ありましたので、それがあれば当面の生活費はなんとかなります。」
そう伝えると、担当の人が優しい口調で、「大丈夫です。」と言ってくれました。
涙が出そうになりましたが、ことは単純、すんなりと振り込んでもらうことができました。
今までの苦労が報われた気がしたのを覚えています。
以上が、私がファクタリングを利用して、命辛辛生き延びた経験です。
取引先にも、家族にもファクタリングを利用したことはバレていません。自分と同じように一人親方をしている人がいたら、このことを教えてあげたい気持ちです。