「無人契約機」って中はどういう仕組みになっているの？

お金を借りたいなと思ったときに、どのようにお金を借りるかの選択肢のひとつに無人契約機の利用があります。

とくにプライバシーなどを重視する場合、誰にも会いたくない場合は、無人契約機を利用する方が好都合だと感じることも多いかもしれません。

しかし無人契約機の利用を考えた際に気になるのが、無人契約機の置いてある部屋の中はどのようになっているのか、またどのように契約の手続きが進められていくのかということではないでしょうか。

初めて無人契約機を利用する人の不安が解消されるように、詳しく解説していきます。

無人契約機とは？

CMなどで大手の消費者金融会社が謳っている無人契約機とは、別名「自動契約機」のことで、小さな建物の中に設置されているタッチパネル式の契約システムです。

タッチパネル、と聞くと身構えるかもしれませんが使い方はとっても簡単で、分からないことがあればすぐにオペレーターと会話ができるようになっています。

誰とも会わずにキャッシングができることから、無人契約機という名前がついたと言われています。その名の通り無人で簡単に手続きができることから、誰でも安心して申し込むことができる画期的なシステムです。

やはり、人に直接質問されたり、目の前に人がいたりすると、誰しもが身構えてしまいますからね。そういった心配もありません。

無人契約機の仕組み

もっと詳しく、無人契約機の仕組みについてお伝えしていきます。

まず、もちろん無人契約機（むじんくんなど）には業者の人間はいません。
ですので、手続き自体は完全に一人で行う形です。ただし、使い方などが分からない時はすぐに質問できるようになっていますのでわからないことがあっても安心です。

無人契約機は大抵小さな建物の中に設置されていて、一人ずつしか入れないようになっています。
建物の中に入ると、内側からカギがかかるようになっているので女性が一人で入室しても安心です。

内部は白い内装で統一されていて清潔感があります。完全個室なのでそこに入室できるのは自分一人になります。
2畳程度の小さな建物で、内部には自動契約機（むじんくん）と椅子が用意されています。

もし分からないことがあったらすぐに質問ができるように、オペレーターに直通の通話料無料の電話も用意されています。
椅子に座ってじっくりと手続きを進めることができるので落ち着いた気持ちでキャッシング可能です。

自動契約機（むじんくん）では、初回の申込み、審査、契約、カード発行までの全ての手続きを、発行の案内に従っていけば、自動的におこなってくれます。

書類を読み取る装置も組み込まれていますので、運転免許証やパスポート、収入証明書のコピーをあらかじめ用意する必要はありません。
自動契約機（むじんくん）の指示通りにすれば画面が読み込んでくれます。

すべての手続きが完了したら、借入・返済用のカードが発行されますのでその瞬間からお金を借りることができます。
これら全てを完結できるのが、無人契約機の良さであり、一括したシステムになっています。

無人契約機の使い方

無人契約機の使い方はいたってシンプルで、特に難しい操作は必要ありません。
設置されている建物の内部に入ったら、あとは自動契約機（むじんくん）の指示に従ってタッチパネルを操作するだけです。

まずは本人確認書類を機械が読み取ります。
運転免許証やパスポートなどです。

読み取りをしてくれる場所がありますので、指示に従って免許証を置けば大丈夫です。
その後申込み書類に記入した後で、申込みに必要な個人情報を入力していきます。

氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先、勤務先の従業員数、勤続年数、年収、勤務形態、持ち家の有無、配偶者の有無、他社からの借入件数、などの情報を入力しなければなりません。

自分の状況については調べるまでもありませんが会社の従業員数や本社の住所などは調べなければ分からない、という人が多いと思いますので、前もってメモをしておきましょう。

これらの情報を入力したら、審査が始まります。審査中は、計画的な利用の仕方、などといった映像が流れることもありますので数分は待つ必要があります。
そして審査を通過すると、利用限度額や返済期日などを決定する契約手続きです。

利用限度額や返済期日はタッチパネル操作で指定できます。
契約手続きは、書類に記入して、機械に読み取ってもらうだけです。

そして、カードが発行されます。
多くの自動契約機（むじんくん）の隣には、専用ATMが設置されていますので、すぐに融資を受けることができます。

無人契約機を使う際の注意点について

前述のとおり、無人契約機は誰でも簡単に安心してキャッシングができるものになっています。
ただ、利用する前にいくつか知っておくべき注意点などがありますのでお伝えしていきます。

まず1つ目は、営業時間についてです。消費者金融の窓口に比べて無人契約機の窓口は営業時間が長く設定されています。ただ、長く設定されているといっても深夜までやっているわけではないため、営業時間はあらかじめ確認しておいたほうが無難です。

2つ目は、用意しておく必要がある書類についてです。簡単に契約できると言っても、審査に必要な書類はあらかじめ用意しておかなければいけません。免許証、パスポート、保険証、給与明細書、公共料金の領収書など、持っていけるものは持っていきましょう。
希望する限度額が大きい場合には源泉徴収票や、納税証明書などが必要になることもありますので、心配な場合には予め問い合わせておいたほうがいいでしょう。

3つ目は、現在はWebや電話のみで完結できる業者が増えている点です。スマホで申し込みができる業者であれば、無人契約機を使用するよりも楽なパターンがあります。ただし、カード発行を早急にしたい場合には無人契約機を利用しましょう。

以上のポイントを踏まえたうえで、無人契約機を使うことをおすすめします。